[健康長寿コラム18回] 注目ジャンル!腸内環境と免疫の関係
健康長寿の社会づくりを目指して、「いちやま健幸プロジェクト」を実施中です!この連載コラムでは、皆さまの食生活等に活かせる情報を発信していきます。
今回は「腸内環境と免疫」のお話になります。
近年、特に研究が進んでいる分野の一つが「腸内環境」です。腸には多様な腸内細菌が常在し、私たちの健康に大きな影響を与えています。その代表的な働きが「免疫機能」です。腸内環境は「腸管免疫」と呼ばれる免疫システムを形成し、外部から侵入・増殖しようとする病原菌に対してバリアの役割を果たしています(1)。
この腸内環境が健全に機能するために欠かせない栄養素が、「オリゴ糖」と「食物繊維」です。これらは野菜や精製度の低い穀類に多く含まれますが、今回注目したいのは“果物”です。
果物にもオリゴ糖や食物繊維がバランスよく含まれていますが、実際には多くの人で摂取量が不足しています。果物の目標摂取量は1日200gです(2)。しかし、摂取量が最も多い年代区分の70歳以上の女性でも平均150g程度にとどまっています(3)。朝に1つ、夕方などの間食に1つというように、1日2回に分けて取り入れることをおすすめします。
1. It’s me! いちやま 今回ご紹介するいちやまマートの商品は・・・
果物をジュースとして召し上がるのもOKです!いちやまマートのリンゴジュースは濃縮還元ではなくストレート果汁のりんごジュースですので、りんごの美味しさ、栄養がより良い状態で召し上がれます。りんごなどを剥く手間も省けますので、手軽に“果物”を取れますね!
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2. 引用文献
1. 健康長寿ネット「生活習慣で乱れた腸内環境を整える方法」
(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/kenko-cho/chonaikankyo.html)
2. 厚生労働省 「健康日本21(第3次)」
(https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001158810.pdf )
3. 厚生労働省「令和5年「国民健康・栄養調査」の結果」
(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45540.html )
●この記事の執筆者
佐原和真(さはらかずま)
管理栄養士
UNITED STYLE 代表(https://www.unitedstyle-hrl.com/ )
健康づくり、体力向上を目指す市民ランナー向けに栄養情報発信、サポートなどを行う。自身も2022年にフルマラソン2時間30分を記録。
●この記事の監修者
五味達之祐(ごみたつのすけ)
研究員/管理栄養士
東京都健康長寿医療センター研究所自立促進と精神保健研究チーム
地域での公衆栄養活動・研究の経験を通して、高齢期の方の誰もが健康になれる食環境づくりのための研究を実施している。(研究者情報:https://researchmap.jp/t-gomi)