【健康長寿コラム 第4回】食べる楽しみを増やす:味覚の変化に負けない!美味しい食事をするための工夫を紹介!!

【いちやま健幸プロジェクトより】 健康長寿の社会づくりを目指して、「いちやま健幸プロジェクト」を実施中です!この連載コラムでは、皆さまの食生活等に活かせる情報を発信していきます。

“Anorexia of Aging”という言葉を聞いたことはありますか?加齢に伴い食欲が減退する状態のことです 1) 。

「いつもの味付けなのになんだか美味しくない…」「毎日作るみそ汁の味が薄いかも…⁇」などと感じた経験はありませんか?個人差はありますが、加齢により味を感じる舌のセンサーや、唾液の量が減少することで味覚の変化が起こると言われています 2) 。このことが原因で食欲が無くなり、無意識のうちに栄養不足やフレイルにつながってしまうことがあります 3) 。



“味覚の変化に負けない!”美味しい食事の工夫

そこで“味覚の変化に負けない!”美味しい食事をするための工夫をご紹介します。

  1. 旬の食材を使って季節の香りや素材の味を感じる!

  2. だしのうま味を利用して味の相乗効果をはかる!

  3. 香辛料や薬味で香りや酸味、辛味を楽しむ!

味にアクセントが無いと感じた時、食塩やしょうゆではなく、七味やこしょう、ぽん酢やレモン汁を一振りしてみてはいかがでしょうか。自分の“食べたい味”を探してみましょう。



It’s me! いちやま  今回ご紹介するいちやまマートの商品は・・・



【美味安心 さわやかぽん酢】

 一番だしとゆずの果汁も使用されているので、さわやかな酸味を感じながら旨味と甘味で新しい味付けに出会えるかもしれません!


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【美味安心 ゆず七味】

 いつもの料理に一振りするだけで、ゆずの香りと七味の辛味でアクセントが追加されます。食欲がわかない時など、手軽に味の変化に挑戦することも食事への意欲に繋がります。

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引用文献

1. Cox NJ, Ibrahim K, Sayer AA, Robinson SM, Roberts HC. Assessment and Treatment of the Anorexia of Aging: A Systematic Review. Nutrients. 2019;11(1). (https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6356473/ )

2. 成川真隆, 三坂巧. 味覚のサイエンス ~加齢と味覚の関係~. 日本老年医学会雑誌. 2020;57(1):1-8. (https://www.jstage.jst.go.jp/article/geriatrics/57/1/57_57.1/_pdf )

3. Mikami Y, Watanabe Y, Edahiro A, Motokawa K, Shirobe M, Yasuda J, et al. Relationship between mortality and Council of Nutrition Appetite Questionnaire scores in Japanese nursing home residents. Nutrition. 2019;57:40-50.(https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0899900718305987?via%3Dihub )

●この記事の執筆者

山田里穂(やまだりお)

管理栄養士/調理師

 保育園給食栄養士、管理栄養士養成大学の助手を経験。
現在は、栄養士・管理栄養士向けの専門書・実務書などを扱う出版会社で編集を担当。

●この記事の監修者

五味達之祐(ごみたつのすけ) 

研究員/管理栄養士

東京都健康長寿医療センター研究所自立促進と精神保健研究チーム。地域での公衆栄養活動・研究の経験を通して、高齢期の方の誰もが健康になれる食環境づくりのための研究を実施している。(研究者情報:https://researchmap.jp/t-gomi

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