#いちやま四姉妹 農家訪問 第3回|朝4時に収穫、すぐにお店に。内藤さんの朝採れとうもろこし「ミルフィーユ」
こんにちは、いちやま四姉妹 四女のまりねです!
農家訪問企画3回目となる今回は、甲府市上今井町でとうもろこしを栽培する内藤さんにお話を伺ってきました。
いちやまマートで好評販売中の「朝採れとうもろこし」はいかにして収穫され出荷されていくのでしょうか。
いちやまマートでは、毎年6~9月頃の期間に「朝採れとうもろこし」を販売しています。
そのうち、現在の期間は今回取材させていただいた内藤さん含め、3軒の農家さんの手掛けたものをお客様にお届けしています。
内藤さんが栽培されているとうもろこしは「ミルフィーユ」という品種。
黄色と白のミックスカラーが可愛らしい、大きめサイズのとうもろこしです。
早朝からの収穫作業
私がお伺いしたのは、朝の5時。既に収穫作業が進められていました。
まりね「毎朝何時から収穫していらっしゃるんでしょうか?」
内藤さん「大体4時頃だね。涼しい内に収穫しないと、いい状態で出荷できないんだよ。」
〈ひとくちメモ〉とうもろこしやトマトのような「果菜類」とカテゴライズされる野菜は、夜のうちに栄養を蓄えます。
それを早朝のうちに収穫することで、旨味の詰まった野菜が味わえるのです。
まだ日が昇り切っていないうちに、お話を次々ととうもろこしが収穫されていきます。
ものすごく速いスピードで収穫されていく様子に、ついていけない私…(笑)
内藤さん曰く、収穫の目安は「先が丸くなっているもの」だそう。
「?」を浮かべる私、実際に皮の上から触ってみると、言葉通りとうもろこしの先の部分が丸いと実感。
確かにヤングコーンは先が尖っているけれど 成長すると丸くなるんだな~、
人間の成長みたいだな~、なんて考えるうちにもどんどん収穫されるとうもろこし。
実はとうもろこしは、1つの種から1本しか収穫することが出来ないんです。
そのため、収穫が終わったものに関しては、砕いて緑肥にするんだそうですよ。
私はてっきり複数本採れるものと思っていましたので、なんだか1本のとうもろこしがとても貴重なものに感じました。
とうもろこしへの愛情
とうもろこしを栽培し収穫するまでの間で一番苦労することを伺ってみると、
内藤さんは「霜の対策」だと即答。
特に遅霜が見られる地域なので、しっかりと対策をしないと
すぐにとうもろこしがダメになってしまうんだそうです。
このお話の中で印象的だったのは、
「霜対策では、人に布団をかけてあげるように、とうもろこしにも資材をかけてあげるんだよ。」という言葉。
人に布団をかけてあげるように。
私にわかりやすく説明するために出た言葉なのかもしれませんが、
私にはこの言葉が、内藤さんのとうもろこしに対する愛情の現れであり
美味しくする一番の秘訣なのだと感じました。
すぐに出荷へ
4時から収穫されたとうもろこしは、すぐに検品作業に入ります。
ひとつひとつ、虫食いがないかなどの確認が手作業でされていきます。
6時台にはいちやまマートの配送センターに出荷され、そこから順次店舗に配送されていきます。
そうして、各店舗の開店時間に、今朝採れたてのとうもろこしがお店に並ぶのです。
いかがですか、このスピード感。
私は今までこの背景を知らずにいましたが、実際に早朝に収穫されすぐに検品・出荷されていく様子を見学させていただいたことで
1本のとうもろこしに詰まった愛情や懸命な努力を感じずにはいられなくなってしまいました…!
真珠のような実
帰ってすぐ、その日収穫されたとうもろこしをいただきました。
生の状態だと、真珠のような綺麗な身がぎっしり詰まっております。
茹でてみると、パールカラーだった実がビビットなイエローに。
プチッと弾ける食感、しっかりとした甘み…
無心で食べ続けてしまう、最高に美味しいとうもろこしでした!
内藤さん、ありがとうございました!