【健康長寿コラム 第6回】身体がより元気でいられる「食べ合わせのススメ」
【いちやま健幸プロジェクトより】 健康長寿の社会づくりを目指して、「いちやま健幸プロジェクト」を実施中です!この連載コラムでは、皆さまの食生活等に活かせる情報を発信していきます。
今回は、第3回(1月17日公開)の「たんぱく質」のお話ともつながる「食べ合わせ」についてご紹介します!実は食べ合わせ次第で、健康に対してより高い効果が期待できることが分かっています!
タンパク質はフレイル予防で重要
たんぱく質は日常生活の移動を支える筋肉の材料となり、十分に摂ることでフレイル(加齢に伴い体や心が弱くなった状態)になる可能性が抑えられます(1)。このたんぱく質の効果を更に高めてくれるのが抗酸化成分です。
抗酸化成分は体内で常に発生している酸化反応とのバランスを取っています。抗酸化成分を十分に摂っているとたんぱく質のフレイル予防効果を高めてくれるという、とても相性の良い結果が研究で得られています(2)!
この機会に身体に嬉しい食べ合わせをしてみませんか?
1. It’s me! いちやま 今回ご紹介するいちやまマートの商品は・・・
【美味安心 油で揚げない素焼きミックスナッツ】
【各種チーズ】
普段の食事だけでなく間食でもたんぱく質が摂れるととても良いです。チーズのたんぱく質とナッツに含まれる抗酸化成分ビタミンEのセットで、ちょっとおしゃれで、健康的な間食もいいですね。
2. 引用文献
1. Beasley JM, LaCroix AZ, Neuhouser ML, Huang Y, Tinker L, Woods N, Michael Y, Curb JD, Prentice RL. Protein intake and incident frailty in the Women's Health Initiative observational study. J Am Geriatr Soc. 2010 Jun;58(6):1063-1071.(https://agsjournals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/j.1532-5415.2010.02866.x)
2. Kobayashi S, Suga H, Sasaki S; Three-generation Study of Women on Diets and Health Study Group. Diet with a combination of high protein and high total antioxidant capacity is strongly associated with low prevalence of frailty among old Japanese women: a multicenter cross-sectional study. Nutr J. 2017 May 12;16(1):29.
(https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44138.html)
●この記事の執筆者
佐原和真(さはらかずま)
管理栄養士
UNITED STYLE 代表(https://www.unitedstyle-hrl.com/ )
健康づくり、体力向上を目指す市民ランナー向けに栄養情報発信、サポートなどを行う。自身も2022年にフルマラソン2時間30分を記録。
●この記事の監修者
五味達之祐(ごみたつのすけ)
研究員/管理栄養士
東京都健康長寿医療センター研究所自立促進と精神保健研究チーム
地域での公衆栄養活動・研究の経験を通して、高齢期の方の誰もが健康になれる食環境づくりのための研究を実施している。(研究者情報:https://researchmap.jp/t-gomi)