品種で選ぶ一杯、あさつゆ
商品:美味安心 あさつゆ(正式商品名表記確認中)
お話:小柳津清一商店 篠田さん
お茶を選ぶとき、産地や深蒸しといった製法に目を留める方は多いかもしれません。
そこにもうひとつ、茶葉の品種という選び方を加えてみませんか。
小柳津清一商店が紹介してくれたのは、あさつゆという品種のお茶。
とろりとした甘みと、豊かな香りを楽しめる一杯です。
甘みと香りを茶の品種で選ぶ
これまでも、産地に着目したお茶や、芽の部分を使う芽茶など、
さまざまな切り口で美味安心のお茶を作ってきました。
育った場所で選ぶのか、茶葉のどの部分を使うのか。
それぞれに味わいを作る理由があります。
今回のあさつゆは、品種がもともと持っている味や香りを届けようという商品です。
「今回は、品種に特化したお茶です。
あさつゆは、天然の玉露とも称される品種で、甘みが強く、香りも楽しめるお茶になっています」
あさつゆという名前は、単に朝の風景を表した商品名ではなく、茶の品種名でもあります。
天然の玉露という呼び名にも、その甘みへの期待が表れています。
お米を品種で選ぶように、お茶も品種を知ることで、自分の好きな味を探しやすくなりそうです。
育てる難しさもあるあさつゆの甘み
一方で、あさつゆは育てやすさだけで選べる品種ではありません。
取材では、害虫や温度の影響を受けやすく、作付けがなかなか広がらないという話がありました。
甘みのある一杯の背景には、栽培の難しさを引き受け、茶葉を育てる仕事もあります。
「甘みは強いのですが、害虫や温度に弱いところがあって、なかなか作付面積が増えない品種です。
その味を楽しんでいただけるお茶にしています」
食後の一杯にも水出しにもとろりとした甘み
味わいを尋ねると、印象的な言葉が返ってきました。
「おだしのようだね、と言われるほど、とろっとした甘みがあります。
食後のお茶にぴったりですし、お茶漬けにしてもいいですね」
ただ喉を潤すだけでなく、口に含んだときの甘みや、飲んだ後に残る香りまで楽しむ。
食事の締めくくりにゆっくり淹れたいお茶です。
ごはんに注いでお茶漬けにすれば、お茶の味わいを食事の中でも確かめられます。
暑い季節に向けて紹介してくれたのは、水出しでの楽しみ方。
取材当日の試飲でも、あえて水で淹れたお茶が用意されていました。
「今回は、夏のご提案として水出しにしています。この品種のおいしさは、水出しでも楽しんでいただけます」
冷たい緑茶を用意する日にも、品種の名前をひとつ覚えて選んでみる。
あさつゆのとろりとした甘みが、いつものお茶の時間に新しい楽しみを添えてくれそうです。